2008年08月23日

大人が楽しむ七夕のしつらい

大人が楽しむ七夕のしつらい風子と星樹は、地域コミュニケーション紙「しお風」第35号を読んで、8月3日のラディアン日曜朝市で「大人が楽しむ七夕のしつらい」が開催されることを知りました。朝早く起きて、会場に向かうと、朝市は沢山の人で賑わっていました。

会場で配っていた情報紙によると、「湘南♡風と星物語」の名前に「星」を入れているのは、二宮に星にまつわる伝承が残り、特に県下の他にはない独自の七夕の風習が行われていたことと、季節感や旬、希望や願いを込めた想いを伝えたいからだそうです。この七夕を題材にして古来から息づく人々の自然への感謝や想いを「物」に託して暮らしの中に取り入れる「しつらい」として今回の催しを企画したそうです。

笹飾り、夏越(なごし)の野菜セット、願いのしずく(観賞用里芋)、五色笹寿司、麦焼酎「ヤシ八」、天の川のしずく(わらび餅)などが巧みに飾られ、販売していました。
大人が楽しむ七夕のしつらい

大人が楽しむ七夕のしつらい笹飾りは二宮の竹に和紙の五色の短冊、二宮で行われていた七夕にちなみ織り姫、彦星にちなんだ紙人形もついてセットになっていました。



夏越(なごし)の野菜セットは、七夕がお盆の始まり。畑の収穫期で作物の実りを祝い、天や神仏にお供えをしたことにちなんで、無農薬で育てた地味豊かな夏野菜のお供えセットでした。大人が楽しむ七夕のしつらい







大人が楽しむ七夕のしつらい願いのしずく(観賞用里芋)、里芋の葉に貯まった朝露で、墨をおろすと字が上達するという言い伝えにちなんで、里芋を水栽培し、竹筒に入れた観葉植物でした。涼しげな風情を感じました。
五色笹寿司は、五色(青、赤、黄、白、黒)の食材を使ったちらし寿司を笹でくるんだもので、蝦が上に入っていて人形のようでした。美味しかったです。

「ヤシ八」は、めったに手に入らない焼酎だそうです。七夕は畑の収穫期を祝い、小麦はその感謝を表す食べ物として、そうめんや御菓子にしてこの時期に供したそうです。麦焼酎は、こんな自然への感謝や祝いの気持ちを込めて用意したようです。大人が楽しむ七夕のしつらい








大人が楽しむ七夕のしつらい天の川のしずく(わらび餅)は現在では珍しくなった100%わらび粉のわらび餅でした。天の川になぞらえて、抹茶のとばりの中にわらび餅のしずく、星の輝きは金粉をあしらってありました。冷やして食べたら抹茶の香りと上品な甘みがなんとも言えない味わいでした。

なかなか面白い企画だなと思いました。ぜひ、将来は八坂神社の祭禮などとつながりを持たせながら、二宮らしい七夕の風習を復活させて、二宮の夏の風物詩として有名になったらよいなと思いました。



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Posted by tomo at 22:37│Comments(0)活動紹介
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